以前にもちらっと書いた気がしますが、去年の10月に受けた「宅地建物取引士」の試験に合格しました。俗に言う「宅建試験」ってやつですね。
受かって大喜びも束の間、その後の手続きも結構大変なんです。
その中でも実務経験が無い人が受けなければいけない「登録実務講習」というものがあります。
宅建試験について書かれているところはいっぱいあるんですが、これについて書かれている
サイトが余り無いので備忘録がてら書いてみようかなと思います。
目次
登録実務講習とは
申し込む方法
どんな内容なのか
修了試験について
最後に
宅建士になるまで

人生において家は最も大きな買い物と言われますからね。
そこに携わる以上はそれなりにしっかりとした手順を踏まないといけない
というわけですね。
まぁでもこの中で一番大変なのは宅建試験でしょう(笑
登録実務講習とは
簡単に言えば実務経験が無い人が、実務経験がある人と同等の能力を有すると証明するために実施する講習です。
講習の時間や内容が厳格に決められているため、遅刻したり居眠りをしていると失格で叩き出されるらしいです(笑
私の時は失格になる人はいませんでしたが(^^;
一応最初の説明では居眠りを2回注意されたら失格、遅刻も同様に2回やったら失格と明確に決められていました。
申し込む方法
私はLECという資格の予備校みたいなところで受けました。
宅建に合格すると合格証書と今後についての資料が送られてくるんですが
実施機関の説明でこのLECがトップにいたので(^^;
あと家からめっちゃ近かったので
なお講習の日程はかなり多いので自分の都合のいい日には合わせやすいと思います。
1月だけでも毎週開催されていたかと・・
金額は22,000円です。
決して安いものではありませんが一度受けたら、今後一生受けなくてもいいと考えたらまぁいいかなと(^^;
ちなみに以前は公的な機関で実施していたようなのですが、割と最近に民間に委託されたようです。
ちなみに登録実務講習は最後に試験があるんですが、これに落ちたらやり直しです。
LECは落ちた場合でも1回だけ無料で再度受けさせてくれるという救済措置もあるので
結構いいんじゃないかなーと思いました。
どんな内容なのか
まず申し込むとテキストとDVDが届きます。
テキストの到着から講習の日まで大体1か月あるので
このテキストとDVDを見て予習をすることになります。
講習当日
講習は2日に渡ります。
時間はそれぞれ10時~18時です。
1日で終わらせるコースもあるようですが、そちらは7時~22時だったかな?
かなりタイトなスケジュールとなっています。
初日は全体の流れの説明があり、その後にワークブックというものが配られます。
これはドリルみたいなものですね。
いろんな資料が歯抜けになっており、そこに自分で記入していくことで学んでいきます。
内容ですが↓の図のような事例を元にして、取引の流れに沿って説明をして頂きます。
実際のテキストはAさんではなく、ちゃんとした名前が出てきます。

この流れの説明を受けつつ、途中でワークブックに記入をしつつという感じで進んでいきます。
二日目もほぼ同様に進んでいくのですが、最後には修了試験があります。
なお講習中はテキストに対して「この箇所にアンダーラインを引いておいてくださいねー」
と言われることが多々あります。
この箇所は最後の終了試験で出てくる問題の解答に該当する箇所になっており
これさえ見ればわからないところも大丈夫というわけです。
終了試験について
〇×問題が20問
穴埋めの記述問題が20問
でそれぞれ8割以上正解で合格というものになります。
講習で使用したテキスト、資料集、ワークブックは持ち込み可となっています。
試験開始前に問題冊子と答案用紙が配布されます。
問題冊子は記述問題の資料が大量に含まれているのでかなり分厚いです。
内容ですが
〇×問題は例えばこんな感じです(まったく同じではないですが・・)
「宅建士は業務上知り得た個人情報については漏らしてはならないが、退職した後はこの限りでは無い 〇か×か?」こんなの×に決まってますよね(笑
大体このレベルの問題です。
宅建試験と比べたら屁みたいなモンです(^^;
次に穴埋め問題ですが
講習とは別の事例が記載されており、それを元にした設問となります。
実際の契約書や重要事項説明書があって、そこの内容が所々歯抜けになっており
そこを記述で埋めるという内容となります。
問題としては以下の図のような感じになっています。
番号のついている部分を解答用紙に記述することになります。

上記の例では所在や地目といったものですが他には
抵当権の設定日
手付金の金額
なんかもあります。
これらを解答するために問題冊子に含まれている資料を読み漁ります。
例えば
図の内容であれば登記識別情報の書類を見て記載
抵当権関係も同様に登記識別情報の書類を見て記載
手付金なんかは取引の流れのまとめに各種金額があるのでそれを参考に
といった具合です。
問題冊子内の資料にすべて答えが書いているのでまず8割以上は正解できると思います。
ここで問題なければ一週間ほどで修了証が郵送されてきます。
最後に
このような内容の講習でした。
1か月前にテキストが送られてくるんですが、何の予習もせずに当日も迎える人もいるようです。
まぁそれでも落ちることは無いと思いますが、DVDを最低でも一回は見てテキストも一通り目を通すぐらいはしたほうがいいかなと思いました。
そうすると講習の理解度がかなり違います。
せっかくお金払ってるんですから出来るだけ学んだほうが得ですよね♪
講習の時間は長かったですが、講師の方の実業務でのエピソードを交えた話などが面白く
体感的にはあっという間に終わっちゃいました。
この後は登録の申請を行って、一か月半ぐらいしたら登録されてようやく宅建士証の申請・・・
先はまだまだ長いですが気長にやっていこうと思います(^^;
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